-ゆたかな女性となるために-
"教養がある"ということは、単に知識を豊かに備えているということではないのである。あらゆる知識がその人の全人格にとけ込んで、バランスを得た調和あるすがたに於いて備わっているといるということである。教養あるも者は人生を偏ってみないのである。そのような人は、平等の愛と知とをもってすべての人と事と物とに対するのである。教養ある人は、自分が如何なる時点に立つかを知るとともに、自分に接する人々がまた、如何なる時と場とにおいて生きつつあるかを洞察して、それらの人々の生活に深い同情を示して偏った判断を下さないのである。
私は多くの女性たちが本書を読むことにより、真に天分かなった生活を送っていただいて、日本中の家庭を幸福にする基礎を築いていただきたいと願わずにはいられないのである。
209ページ
昭和43年5月20日
再版発行
書込み等はありません(万が一見落としが合った場合は御容赦ください)。
全体的にヤケ、シミあり。
状態については画像を参考にしていただき気になる事がありましたら質問欄より問合せ下さい。
あくまで古本ですので、新品同様の美本をお探しの方は購入をお控え下さい。
◇本書の内容◇
第一章 女性の観点を一新せよ
第二章 「女だから」という言葉
第三章 妻を「養う」という言葉
第四章 家庭幸福への道
第五章 結婚前の娘および母への注意
第六章 ダリヤの花に題して
第七章 本来一つのもの
第八章 美しき生き方
第九章 レヴィューの精神分析
第十章 家族全体を健康にする方法
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